2022年4月27日水曜日

岡山県職員退職者会第35回定期総会を開催

 4月23日、3年ぶりとなる第35回定期総会を開催しました。コロナ禍での開催でしたが、、会員・役員含めて65名の参加でした。

10時30分に開会され、冒頭この一年間に亡くなられた仲間に黙とうをささげました。

開会のあいさつに立った野田会長は、「やっと総会を開催することが出来ました。」と喜びを述べ、「これからも会員の皆さんが、入っていてよかったと思っていただける退職者会をめざし全力で取り組む」ことを誓いました。

来賓は、岡山職員労働組合連合・執行委員長の大島康治さん、自治退岡山県本部・会長の森本榮さん、岡山県議会議員・高原俊彦さんが、それぞれの立場での現状報告、そして今年夏の参議員選挙での支援を呼びかけました。

また、鬼木まこと後援会から澤田陽子さんが駆けつけてくださり「鬼木まこと」への支援を訴えられました。

議事に入り、議長には、岡山市在住の椋代弘を選出し進められました。2021年度活動報告・決算報告・会計監査報告と進められ満場一致で承認されました。2022年度活動方針では、組織拡大、共済事業の推進、OBだよりの紙面充実、レクレーション活動、参議院選挙の取り組みなど具体的活動と予算について長田事務局長より提案があり議決され閉会となりました。

閉会後、毎回行っています満80歳の人への記念品授与は、2年間中止していたことから81歳、82歳の人も含め17名の方々に授与されました。

休憩の後行われました記念講演では、日本エッセイスト・クラブ会員の柘野健次さんから「人生いろいろ―複線的人生を生きるー」と題して講演がなされました。

柘野さんは、日本銀行におられた吉野俊彦さんという人物に心ひかれたそうで、次のように述べられました。「氏は東大法学部を出て日銀に入り、初めての赴任地が岡山だった。吉野さんにとって、不本意な地だった。しかし、ここからが吉野さんの真骨頂で、岡山で金融の実態を深く学び、岡山人と交流を重ねた。そして念願の日銀調査部に帰っていった。」「氏の人生哲学は『複線的人生を生きる』ことであった。サラリーマンたる者は、まず自分に与えられた仕事を天職と心得て、仕事を愛し、そこに生甲斐を見出すことである。しかし、これだけでは寂しい。余暇を見つけて第二のライフワークを発見すべきである、というのだ。」私たちの残された人生をどのように過ごすかヒントを与えられたような気がします。

今年度の総会は、コロナ禍であり残念ながら閉会後の懇親会は開催できませんでした。しかし、久しぶりに会員の皆様との交流が出来、参加者全員、笑顔で家路に向かわれました。