2023年6月26日月曜日

終活のすすめ27回 「QOL(クオリティ オブ ライフ)」について考える



社会福祉士(エンディングソーシャルワーカー)

  終活カウンセラー 上級         

          川上 恵美子



  「QOL(クオリティ オブ ライフ」という言葉をご存知でしょうか。

「人生の質」、「生活の質」などと訳されることが多く、私たちが生きる上での満足度(幸福)をあらわす指標のひとつです。

 最近では、医療・介護などさまざま分野で注目・活用され始めています。まだまだ一般的な言葉として浸透していない部分もありますので、今回は高齢者における QOLについて考えてみたいと思います。

 QOLには客観的評価として

「健康状態(体力や認知力の向上)、経済状態(世帯の所得や貯蓄が十分)、社会的環境(地域活動などの社会的参加)、生活環境(安定した住まい、住まいの周囲の環境が安心・安全である、近所に頼れる身内や知り合いがいる)」、主観的評価として  「個人の充実感や満足度」などがあります。

   QOL向上の為には、『自身が健康であること、ある程度の経済水準を保っていること、近所に一緒に時間を過ごす知り合いがいること、物事への意欲・関心があること』などがQOLを保つために必要とされます。また、健康状態・経済状態・社会的環境・生活環境の充実が得られることで、QOLを高める活動の幅を広げることができるとも考えられます。

 

『何をしている時が幸せですか』

『あなたにとっての生きがいとは何ですか』

『これからをどう生きていきたいですか』

 

    超高齢社会の日本において、健康寿命(自立して生活できる時期)を延ばして、   生涯にわたって活き活きとした生活が送れるように、私達自身のQOLを高める為に何が必要かを考えてみてはいかがでしょうか。




春のバス旅行

 

今回の旅行は、「三井寺と琵琶湖遊覧の旅」です。

5月25日、参加者42人を乗せて、岡山駅西口を7時40分に出発しました。途中、休憩を取りながら11時過ぎ最初の目的地「三井寺」に到着しました。


三井寺は、天台寺門宗の総本山で、正式名称を「長等山園城寺」といいます。7世紀に天智天皇ゆかりの寺として創建されました。長い歴史の中で度々戦火を蒙りますが、その都度復興したことから「不死鳥の寺」と呼ばれています。広大な境内には、国宝・重要文化財の堂塔伽藍が立ち並んでいます。

まず、仁王門で記念写真を撮り、金堂、三井の晩鐘、弁慶の引摺り鐘、三重塔、観音堂など約1時間境内を見学しました。

そして、三井寺の次は、琵琶湖です。ミシガン外輪船に乗り、13時に大津港を出発、少し遅めの昼食となりましたが、ミシガンでのランチブッフェで、皆満腹です。

その後は、デッキで景色を眺めたり、船内でのショーを観たり楽しい時間を過ごしました。


1時間半のクルーズが終わり、後は井筒八つ橋本舗でお土産を買い込み、帰路につきました。

途中、サービスエリアで休憩しながら予定より30分程早く岡山駅へ無事到着しました。