2014年6月6日金曜日

「終活」のすすめ⑥ ~老前整理をはじめよう(人間関係・思い出編)~

「終活」のすすめ⑥
    ~老前整理をはじめよう(人間関係・思い出編)~」
    終活カウンセラー 川上 恵美子

現役時代は何かとお付き合いの範囲が広く年賀状のやりとりや
お中元・お歳暮などの数も多かった方も多いのではないでしょうか。

しかしリタイアし年金生活に入れば、これまで通りに儀礼的なお付き合いから
改めて「人間関係」を見直してみる事も必要だと思います。

今後もずっとお付き合いしていきたい友人などとの人間関係を整理していけば
大切なこれからの時間が更に有意義に使えるはずです。

また忙しくて話し合う機会が少なかった現役時代とは違い
定年後の第二の人生をどんな風に生きていきたいのか
どんな風に暮らしていきたいのかをパートナーや家族と話し合う事も非常に大切です。



お互いが同じ方向に向いていないと、豊かな老後を送る事は難しいのが現実です。
大切な家族との「人間関係」を築き直す事も必要です。

また人間関係を見直す中では様々な「思い出」もよみがえると思います。
特に「思い出の品」や「趣味の品」となると整理出来ない、捨てられない人が多いのが現状です。

しかし今後もしもの時に
自分自身でさえも悩み決断出来ない物の整理を、残された家族が整理するとなると
精神的にも体力的にもどんなに大変な事でしょうか。

つまり遺品整理では遅すぎて、大切な家族に迷惑をかけてしまう事になるのです。


「老前整理」は家族が遺品で途方に暮れないようにという思いだけでなく
ある時点でそれまでの「人生の棚卸し」をして、頭と心も一緒に整理し
自分自身がこれからをより良く生きる為の準備と思って下さい。

片付けで意識が変わり、行動が変わり、人生が変わるのです!

次回は「老前整理(想い)」をご紹介します。