2022年9月20日火曜日

第5回 瀬戸内三十三観音巡り

 9月17日、コロナウイルスの猛威により2020年から延期していました第5回瀬戸内三十三観音霊場巡りに行って来ました。今回は、広島県東部の5カ寺を巡ってきました。

最初のお寺は、広島県府中市町にある30番札所善昌寺です。

到着後お寺に入る前、先達をお勤めくださいました小野田さんから、山門をくぐる作法として「右進左退」を教えて頂きました。山門は合掌一礼して右足から入り、出る時は左足から出て合掌一礼するのが作法で左側通行だそうです。

善昌寺のご本尊は千手観世音菩薩で宗派は曹洞宗です。開山は1325年で臨済宗のお寺だったそうで、1458年に曹洞宗に改められたそうです。

駐車場には、平成4年葺き替えられた大鬼瓦と棟瓦が保存されていました。

2番目は、世羅郡世羅町の29番札所今高野山龍華寺です。弘仁13年に弘法大師によって開基されたと伝えられている由緒ある古い寺です。大師自ら等身大の十一面観音菩薩を彫刻されたと伝えられています。

3番目は、尾道市御調町にある28番札所北ノ坊です。当山は、もと寺号を弁宝山満福寺といい、北之坊はその坊号となります。本尊は千手観音菩薩です。平成16年4月には、鐘楼堂横に高さ9mの一石彫りの聖観世音菩薩石仏が建立されていました。                                                                                                                                                                                                                                                                                            

4番目は、阿伏兎観音として知られる24番札所盤台寺です。花山法皇がこのあたりの海上を往来する船の航海安全を祈願して岬の上に十一面観音石仏を安置しています。以来、千年余り航海安全の祈願所として、また、子授け・安産の守護として厚い信仰にささえられています。観音堂は、海にせりだした岩上に建てられており、高所恐怖症の人には耐えられないところです。初めは観音堂の廊下でお勤めをと考えましたが危険なため止めました。

今回の最後は、23番札所能満寺で、ご本尊は聖観世音菩薩です。JR福山駅から西へ歩いて数分の場所に位置していますが、元は福山城のある丘陵にあり、福山城築城の際、現在の位置に移されたそうです。

今回で、合計30カ寺を巡ることができました。次回は、残り3カ寺で向島、因島です。