2014年2月28日金曜日

「終活」のすすめ② ~自分の終りを考えること~

「終活」のすすめ②
    ~自分の終りを考えること~
     終活カウンセラー 川上 恵美子


 「終活」はなぜ必要なのでしょうか。現代社会は「長寿化」「核家族化」「社縁・地縁の希薄化」で老後をとりまく環境や家族の在り方が大きく変容しました。昔は自然に家族や地域の人達が手を貸してくれていた事を、自分達で準備をしておく事が必要となったからです。「終活」で自分らしく最期を迎える準備をしておく事で、漠然とした「不安」が「安心」に変わり、前向きに人生を謳歌出来るのです。
 では具体的に「自分の終りを考えること」
とはどういう事でしょうか。医療技術の発展と長寿化で、寿命が長くなればなるほど様々な問題も増えています。
一、 「病気」 病気の告知や延命治療の希望はどうですか?
二、 「介護」 認知症や寝たきりになったら誰が介護してくれますか?
三、 「葬儀」 自分の希望する葬儀の形式や費用の準備は出来ていますか
四、 「お骨」 自分のお骨の埋葬方法の希望
や、供養をしてくれる人は誰ですか?
 もし突然にこうした事態になった時に、これらの事を家族が決める事は非常に難しい問題です。こうした希望や考えを家族で話しあったり、エンディングノートを準備する事は
「終活」というだけでなく「自分と大切な家族への愛情表現」だと思ってぜひ取り組んで下さい。
 次回は「物を引き継ぐこと」についてご紹介させて頂きます。