2014年10月9日木曜日

愛犬マックが教えてくれたもの(のんちゃん日記)

愛犬マックの突然の死から2週間が経ちました。
その間、私の周りでは、史跡めぐり、霊場めぐり、OBだよりの発送作業、町内会の大掃除と懇親会、真鍋島での食事会、県北交流会の段取り等々、日常の日々が過ぎていきました。
心に大きな空洞ができていても、日常生活は過ぎていくのです。
朝起きると足元にマックの気配を感じます。家に帰るとマックの気配を感じます。お出かけの時もいつもマックの気配を感じます。
昨日(2014年10月8日)は、皆既月食でした。月が地球の影に入り見えなくなって、赤い球体になり、満月が再び現れました。
その時、私なりに突然、理解したことがあります。
霊場めぐりの時の般若心経の1節に「色不異空 空不異色 色即是空 空即是色」と唱えますが、「空」ってなんだろうと、ずっと考えていました。
月は見えなくなっても、無くなったのではありません。無くなってもそこにあるのです。ただ見えないだけなのです。見えなくなっても世間は何も無かったように過ぎていきます。
これが、「空」の存在だと。
マックは亡くなりましたが、空の中にいるのです。そして何時も私のそばにいるのです。
空は永遠です。目に見えなくてもあるのです。だから、マックの存在を何時も感じるのです。
今は、妻と二人暮らしです。マックのためにも、これからは妻と楽しい思い出をたくさん作って空の世界に行きたいと思います。
私自身の生き方も、変えます。自分で正しいと思ったことを自分なりにやっていくつもりです。たくさんの仲間と楽しい人生を過ごしたいと思います。
心の大きな空洞も、空の月も、宇宙そのものも、私自身も、すべて「空」なのです。見えても見えなくても、存在するのです。時間と空間を超えて常に存在するのです。
私なりの解釈ですが、こんなことを教えてくれたマック、ありがとう。
大きな暗い空洞を、光の空洞に変えて生きていきます。

前回の投稿を見て、たくさんの方から励ましのメールやお手紙をいただきました。ありがとうございました。

その一つを紹介します。このメールは私の支えになりました。

ある絵本の話です。
犬は亡くなると、あの世の世界のある橋の上で飼い主を待っているそうです。
飼い主が来てくれるのをジッと待って、いつも見守っているのだとか。
だから、また会えるんです。
思い出すと辛い事もあると思いますが、絶対会えるんです。

私も3年前に愛犬を亡くしましたが、時々、側にいる様な感覚があります。
朝起きると、足元にいたようなそんな感覚が。

たくさん思い出してあげてください。その時、泣いても笑ってもどっちでも良いと思います。
思い出した時、笑顔になればマックも浮かばれると思います。