2024年5月28日火曜日

終活のすすめ 3 6回   大切な 人を 亡 くされ た 方へ   ~ 手紙で 想いを 届ける~

 


  社会福祉士(エンディングソーシャルワーカー)

                終活カウンセラー 上級      

                           川上 恵美子


   前回「 大切な 人 を 亡くされた 時 」 に 気持ちの 整理を 始める 際は 、大切な 人 との 思い出 」 と 「 その人が 自分の 人生に もたらしてくれた 特別な 贈り物 」 を 振り返って みてください 、と お伝えさせて 頂き ました 。

   皆さん「 手紙 寺 」 を ご存知 でしょうか。 自分の想いと向き合うためにしたためた大切な人への手紙。ポストに投函しないままだと、届く実感がしないものです。でも、そんな手紙の「送り先」があるのをご存知でしょうか。手紙に指定の宛先を書いてポストに投函すると、届いた先で無料でお焚き上げをしてくれる、一般社団法人手紙寺が始めた「手紙参り」という 仕組みです。届いた手紙は一切開封されることなくお焚き上げされるので、他人に読まれる心配もありません。

  「手紙を書く」それは悲しみと上手に付き合い、自分自身の気持ちを 整理する機会になるのではないでしょうか。

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   大切なあなたへ9年前、ご主人のお見送りをお手伝いさせて頂いたご縁で仲良くして頂きましたね。いつも朗らかで笑顔が印象的。苦労話も聞いてましたが『今が一番幸せ』と、いつも周りの方に感謝して暮らされていましたね。 まだ経験の浅かった私は、あなたの言葉に沢山励まされ、勇気を頂きました。何かあった時などは『大丈夫、大丈夫。私の時もお願いね』いつもそう言ってくれました。約束はきちんと果たせたでしょうか。『大丈夫、大丈夫。』と言ってくれるあなたの声が聞きたいです。別れは寂しいですが、またいつかお会いする日まで、私も笑顔で頑張っていきます。今まで見守り、支えて頂き本当にありがとうございました。