2023年9月22日金曜日

第6回 瀬戸内三十三観音霊場めぐり

 

9月16日、第6回瀬戸内三十三観音霊場巡りに行って来ました。                                                                                                                                                                               

前回までに30カ寺を巡っており、今回は、残りの3カ寺で尾道市の向島、因島です。

最初のお寺は第25番札所神宮寺です。

神宮寺は、尾道市の向島町にあり、ご本尊は千手観世音菩薩です。因島村上水軍の岡島城主、村上吉満が城を去るとき、守り本尊の千手観音を神宮寺に安置し、後に本尊となったとされています。


次のお寺は第27番札所観音寺です。

観音寺は、因島三庄町にあります。この寺は、山腹にあるため500mほど歩いての参拝となりました。ご本尊の聖観世音菩薩は、弘法大師因島を御巡化のみぎり造り給いしと伝えられています。

また、江戸時代には飢饉対策として重要な食材の甘藷の栽培が盛んだったそうで、その豊作をご本尊に祈ったことから「いも観音」と言われています。








最後は、因島南部の土生町にある第26番札所對潮院です。

ご本尊は、如意輪観音で高さは光背・台座を含めて約60cm多くの御仏に守られ厨子に収められて本堂に安置されています。ここでは、本堂で勤行させていただきました。

また、對潮院は、せとうち七福神の第3番霊場として弁財天を奉じていて、弁舌・音楽・財福・知恵などの神として多くの人に信仰されています。



瀬戸内三十三観音霊場巡りは、2018年10月13日赤穂市の花岳寺から始め、西へ西へと巡ってきました。途中、コロナウイルス感染症が猛威を振るい中断もあり5年の歳月を費やしました。この間、病気で体調を崩された方、他の行事と重なって参加できなった方などがおられ、33カ寺全てを参拝できた人は数人となりました。参拝できなかったお寺は、また都合の良い時、参拝して頂ければと思っています。