2021年4月12日月曜日

連合岡山退職者連合「史跡めぐり」開催される

 今年度の史跡めぐりは「撫川・庭瀬城址、鴨方往来巡り」です。

2021年4月11日(日)午前10時に35名がABCの3班に分かれて、それぞれボランティア

ガイドさんの案内で出発しました。私は、B班で「庭瀬かいわい案内人」の曽我さんが案内

してくださいました。曽我さんは地元のことに詳しく質問にも丁寧に答えて下さいました。

①集合場所の岡山市立吉備公民館を出発し、旧2号線を横切り「進城寺の石灯篭」を見て、

住吉神社前の道標をとおり「撫川城址」に到着しました。5~6mの野面積みの石垣は珍し

く室町末期から江戸時代にかけて築かれ、宇喜多氏の所領で足守川をはさんで毛利氏と争う

重要な拠点だったそうです。

②撫川城址には「三神社」公園があり、地元の方がきれいに整備していました。撫川城址か

ら「撫川うちわ製作技術再興の地」をとおり「庭瀬城址」に到着しました。

③「庭瀬城址」は江戸時代、庭瀬藩主の戸川達安公2万9千石の居城で、周囲に水を湛えた

石垣に囲まれています。堀には大賀ハスが植えられています。

④「庭瀬城址」を後にして、「戸川家の大名墓」を見て「松林寺」に行きました。庭瀬藩主

板倉家の菩提寺です。

⑤松林寺を出て「庭瀬港・常夜灯」に行きました。庭瀬港は、1192年頃から内陸の港として

栄えていました。常夜灯が設けられたのは1700年頃で一度壊れましたが、地元で再建を

望む声が高まり、平成19年10月に再建されたものです。

⑥常夜灯の先には、江戸時代の面影を残す寺院や白壁の商家が並んでいる光景が見えます。

江戸時代に岡山藩と鴨方藩の藩主が往来していたといわれる「鴨方往来」の跡です。ここ

では「庭瀬往来」と言われています。

⑦庭瀬往来をとおり吉備公民館まで帰り、正午に解散しました。

                           (記;野田雄一郎)