2024年4月21日日曜日

連合岡山退職者連合史跡めぐり

 4月13日、連合岡山退職者連合の史跡めぐりが津山市で開催されました。

今年の史跡めぐりは、津山城西伝統的建造物群保存地区です。

この地区は、城下町の西部に位置し、出雲往来沿い及び西寺町と小田中の一部を範囲としています。

出雲往来沿いの町々は商家町として、江戸時代の地割を残しつつ、明治時代以降大いに発展したそうです。

西寺町は、津山城下最大の寺院集積地で、江戸時代には22もの寺院が並んでいたそうです。(現在は12ケ寺)

史跡めぐりには、約40人が参加し、2班に分かれボランティアの案内を受けながら約2時間史跡めぐりを行いました。









連合岡山東部地域退職者連合ハイキング

 4月4日、連合岡山東部地域退職者連合ハイキングが、和気町の岡山県自然保護センターで開催されました。

自然保護センターは、自然との触れ合いを通じて、県民の自然への理解を深め、 自然の保護についての認識を高めるため、平成311月に和気町(旧佐伯町)にオープンした自然体験のできるフィールドを有した自然保護・学習施設であり、自然保護に関する指導者の養成研修、調査研究、情報の収集・提供、ボランティアの養成、関連施設とのネットワークづくり等の機能を併せもった施設です。

参加者約20人が、9時30分にセンター駐車場に集合し、学芸員の藤田さんと県職OBの大森章生さんの案内で、約2時間園内の木や花を見ながらのハイキングとなりました。









2024年2月9日金曜日

終活のすすめ35回  コロナ禍の期間に大切な人を亡くされた方へ ~『グリーフ』を知る~

 



社会福祉士(エンディングソーシャルワーカー)
    終活カウンセラー 上級         

              川上 恵美子


以前西日本豪雨災害の際にも「グリーフ」について掲載させて頂いた事を覚えていらっしゃいますでしょうか。

「グリーフ」とは喪失に対する私達の感情の反応で、感じていることや思っている事を心の中に閉じ込めた状態の事を指します。閉じ込めていることで、「怒り・罪悪感・悲しみ・うつ・孤独感・絶望感・無感覚」などの多くの感情が表れることがあります。

「グリーフ」は誰でも経験するものであり、人生の中で何度も喪失によるグリーフの経験をしますが、「感じ方は人それぞれ」で、同じ家族であっても、一人一人がそれぞれの形で表に出てきます。

今まで経験のないコロナ禍で「大切な人を喪う」ことは、いつもと違う状況の中で思ったように看取る事が出来ず、グリーフの反応が複雑化する事もあります。

「死別」による喪失だけではなく、様々な社会的活動の制限により、「会いに行くことが出来なかった」「一緒に過ごすことができなかった」「側にいられなかった」等、今まで普通にできていたことが出来ない「あいまいな喪失」経験も重なる事で

気持ちの整理が難しく混乱しやすくなります。

「大切な人」を側で看取ることができなかったり、葬儀に参列できなかった痛みを消し去る言葉はありませんが、最期の終わり方に注目するだけでなく、あなたが大切な人と一緒に経験した「笑い」「喜び」「幸せ」などの幾多もの大切な場面を思い出すことで、これからも一緒に生きていけることを忘れないで下さい。

重要な事は、大切な人は一生を通じてあなたに対して「愛情」を感じ、あなたからの「愛情」も心にしっかりと抱きしめながら人生を終えることができたということです。

「大切な人を喪う」ことはとてもつらい経験です。気持ちの整理を始める際は、「大切な人との思い出」と「その人が自分の人生にもたらしてくれた特別な贈り物」を振り返ってみてください。無理に克服したり元気になるのでなく、ゆっくりと「グリーフ(喪失経験)」と向き合い・折り合いをつけていき、これからの自身の人生へ共有してみてください。

もし皆様の周りにコロナ禍で大切な人を亡くされた方がいる場合は、今までに経験した事のない状況下である事を理解し、その人の気持ちの変化を受け止め、「私はいつでもあなたの事を支えたいとおもっている」というメッセージを何かの形で示してあげてください。支えてくれる人がいる事は、これからの人生においてとても心強いサポート(グリーフサポート)となります。

参考文献:(一社)グリーフサポート研究所「コロナ禍の期間に大切な人を亡くした方へ」    

2024年1月22日月曜日

終活のすすめ34回 笑顔(笑い)のちから ~笑う門には福来る~

                                      

社会福祉士(エンディングソーシャルワーカー)
    終活カウンセラー 上級         

              川上 恵美子            



皆様は毎日笑顔で過ごせてますか。コロナ禍のマスク生活の中で表情筋が固くなっている人も多いのではないでしょうか。

『笑う門には福来る』ということわざがある様に、笑顔は様々な幸せを引き寄せてくれます。

また医学的にも心理学的にも笑顔の効果は証明されています。

例えば笑顔(笑い)の効果とはなんでしょうか。

●幸福感が増す(脳内ホルモンのエンドルフィンが分泌される)

●自律神経のバランスが整う(体内のコルチゾールの値を下げる効果があり、ストレス状態でも副交感神経を優位に働かせる役割がある)

●エイジングケア(老け防止・笑顔で若く見える効果)

●免疫力がアップする(NK細胞の活性化)

●血流や血糖値が整う(笑うと通常よりも呼吸の回数が増え、体内に取り込む酸素の量が増えることで血流が良くなり、新陳代謝が活発になる。加えて血糖値を下げる効果もあるとの事。)

●脳の働きが活発になる(血流が良くなることで、脳に運ばれる酸素の量が増え、脳が活性化する)

「笑顔(笑い)」はなんといても「いつでも・どこでも・かんたん」にできることなのです。でも「笑うのは苦手」という人もいるでしょう。しかし、作り笑いであっても効果があることは研究で実証されています。「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ」という言葉もあります。

【作り笑いの練習方法】

① 鏡を用意し、意識して口角を上げる(鏡を見ながら指で更に上げる)

② 表情が明るく見えるように目に力をいれる

③ 「あ・い・う・え・お」と大きな口を開けて言う

 

歯を磨く時や顔を洗う時などに、意識して実践してみてください。

表情筋が鍛えられて日常生活でも自然な笑顔ができる様になるはずです。

笑顔になることによって得られるものは、あなたの人生や人間関係をより豊かにしてくれるはずです。笑顔は人から人へと伝染します。あなたの「笑顔」で自分自身も周囲のみんなも幸せになること間違いなしです!   今年は「笑顔(笑い)」を意識して是非過ごしてみてくださいね。