・岡山高退連の学習会が、7月24日(木)岡山労金ビルの5階で開催されました。
35度の猛暑の中、約100名ほどの人が集まりました。
・第1部の講師は、日本高齢・退職者団体連合の羽山治美 事務局長さんです。羽山さんは、千葉県生まれ、NTT労組出身で、事務局長になって4年目、75歳だそうです。
・日本の社会保障制度の特徴についてわかりやすく説明をしていただきました。その後、平均寿命と健康寿命の説明がありました。
平均寿命(平成22年)は、
*女性 86.30歳(世界2位・・・1位香港、3位スペイン)
*男性 79.55歳(世界8位・・・1位香港、2位スイス)
一方、健康寿命(平成22年)は、(健康寿命とは、介護が必要なく自立した生活ができる生存期)
*女性 73.62歳(平均寿命との差 約13年)
*男性 79.55歳(平均寿命との差 約 9年)
・平均寿命と健康寿命の差、男性9年、女性13年、この差を縮める対策は
「きょういく」と「きょうよう」である、とのことです。
・「今日行く所がある」「「今日用事がある」すなわち「今日行」と「今日用」です。
・「今日行」「今日用」の日々の連続で、健康寿命を伸ばそうと思いました。
・その後、高退連政府統一要求の具体的な説明がありました。
・第2部の講師は、連合岡山の新谷博美 副事務局長です。
・「年金積立金はだれのもの?」と題し講演がありましたが、難しかったです。
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)に年金積立金の運用を任せるしくみです。
・「政府とGPIFが、私たちが払い続けている年金保険料の積立金を国内債券中心から、株式、不動産やインフラ(電力、ガス、鉄道等)投資などリスクの高い運用に舵を切る方向で見直しを進めています。
その内容は「公的・準公的資金の運用・リスク管理等の高度化等に関する有識者会議」の報告書(平成25年11月20日公表)のとおりということで、その説明がありました。その概要版をそのまま写真で載せてみます。私自身、言葉の意味がよくわかりませんでした。
概要版は①運用目標・方針②ポートフォリオ(運用対象)③リスク管理体制等のガバナンスの見直し④エクイティ資産に係るリターン最大化 となっています。
その中には、株をやったことのない私には理解出来ないカタカナがかなりありましたので拾ってみます。皆さんわかりますか。
デフレ、インフレ、ポートフォリオ、リスク、インフラ、ベンチャー・キャピタル、プライベート・エクイティ、コモディティ、ベビーファンド、基本ポートフォリオ、ベンチマーク、フォワード・ルッキング、スチュワートドシップ・コード
以上の言葉の説明とともに概要の説明がありました。
保険料を払っても運用に失敗したら泡と消えて、でも運用会社はきっちり手数料だけいただくっていうんじゃたまったもんじゃないですよ
年金積立金の保険料はボクたちが払ったものなのに!
概要版の「④エクイティ資産に係るリターン最大化」をそのまま以下に記載します。有識者会議の正式文書ですが、これって正式な日本語なのでしょうか?
「・株式などのエクイティ資産への投資については、長期投資を前提としてリターン向上を目指す必要があり、投資先との緊密な対話や適切な議決権行使が求められる。このため、日本版スチュワードシップ・コードに係る検討を踏まえた方針の策定・公表を行い、運用受託機関に対して、当該方針にのっとった対応を求めるべき」