2022年12月4日日曜日

「旧中山家住宅」見学ツアーを実施;県職員退職者会倉敷支部

 倉敷支部は、12月3日(土)に「旧中山家住宅」見学ツアーを実施しました。

「旧中山家住宅」は、大正初期に中山説太郎という実業家が建設した住宅です。倉敷市連島町西之浦の大平山の南麓にあり、倉敷芸術科学大学のキャンバスのほぼ真南にあります。

国登録有形文化財に指定されています。邸宅には、阪急グループ創業者の小林一二ら親交があった著名な実業家が立ち寄った記録が残るなど、歴史的な意味も大きなものがあります。

現在の所有者の三宅宏男さん(岡山県職員退職者会員)のご厚意により、一般公開に先駆けて見学ツアーを行いました。

県下各地から16名が集まり、倉敷駅から倉敷芸科大学行きのバスに乗りドンドンバス停で下車。バス停から北に5分ほど歩くと大きな石垣に囲まれた旧中山家がありました。

大きな長屋門の前で三宅さんが待っていました。三宅さんの後について中に入ると広大な庭があり、石垣の南側を見ると水島コンビナートを一望できます。庭を通り抜けて主屋に上がりました。

客間に案内されプロジェクターで約30分ほど説明がありました。説明した人は、平松隆志さん(岡山県職員退職者会員)でした。平松さんは、岡山・倉敷の発展を語る上において重要性が高く、保存活用の措置が講ぜられることが望ましい、と熱く語られました。

約1時間ほど見学し、割烹「はらだ」に歩いて移動しました。

倉敷支部総会を兼ねた昼食会を開催しました。三宅さん、平松さんも参加され、お互いの近況を語りながら楽しいひと時を過ごしました。